お米の百科事典を目指して
お米は私たち日本人にとって神聖で粗末にしてはいけないものです。
鏡餅、お雑煮、七草粥、恵方巻、月見団子、赤飯など、古来より日本の年中行事にはお米が欠かせません。重湯に始まり、食別れの飯に終わるように、人生の始まりと終わりにもお米が傍にあります。
また、「年貢」「銀シャリ」という言葉があったように、かつては貨幣価値をも持っ
ていた貴重なものでもありました。農村には深呼吸したくなる空気ときれいな水、きれいな景観があり、日本人にとってのDNAに刷り込まれている原風景です。お米は日本が世界に誇れる食材であるとともに日本の文化そのものでもあります。
今、TPPや減反政策の転換などを前にして、日本の農業は大きな転換期を迎えております。欧米型の食生活の拡大による消費量の減少や、後継者問題、耕作放棄地の増加など農業が直面している課題もたくさんあります。
しかし一方で、美味しいお米を食べたい、安心安全なお米を食べたいという消費者のニーズは拡大してきていると感じています。
私たちは日本の農業に大きな可能性を感じています。農家の方が誇りを持って米作りに集中できるようなビジネスを創出し、
その想いを持って手間と愛情をかけて作られ美味しいお米を消費者の食卓に届ける、つまり、農家と消費者と結んでいくことが弊社の仕事だと思っています。
茶や坂はいつの日かお米の百科事典となることを目指しています。
日本の農業を元気に、日本の食卓を豊かに。
代表取締役社長
幸前 誠